桃太郎ばなし~ぼっけぇぼけの桃太郎

鬼退治の終わった桃太郎は何をしてるか

桃太郎ばなし

桃太郎は、いい人です。

岡山県民としてはそうであるのが当たり前で、悪い鬼達を懲らしめてお宝を取り戻したことになっています。

そしたら、お宝を手に入れて一躍有名人となった桃太郎はどんなくらしをしているのでしょう。

私が今からお話することはすべてぱちぱちのウソっぱちです。

 

今もむかしも関係ねぇ

ぼっけぇぼけの物語。

爺さん山にシバカレに、ばあさん役場で金貰う。

桃太郎「爺さんや、爺さん!」

爺さん「なんや桃太郎か」

桃太郎「爺さんは、わしが鬼どもからぶんどったお宝がたんまりあるのになんでまだ働くのじゃ。」

爺さん「そりゃ人間は働かなおえん。働かないとアタマが悪くなるんじゃ。」

「それにバアさんは、役場に行った日はママ友と映画見てスタバ寄って、デパート行ってランチ食べて帰って来るし家におっても1日じゅうやることが無いのじゃ。」

桃太郎「むむむ、爺さんはボケてしまったのか?鬼退治した時は、映画とかスタバとかデパートなんか訳分からん名前のもんなぞなかったのにな」

爺さん「さっき今も昔も関係ないって言ったジャロが。しかも、お宝で摩天楼の1番てっぺんを買うて一年中氷が張った窓から変な建物がぎょうさんあっての。」

桃太郎「爺さんは、ホンマ変なな屋敷を買ってしもうたの。間借りするだけでお金をぎょうさん取られるで。」

「ところで、なんでわざわざ新しい仕事を40代から始めて若いもんにシバカレに行くんじゃ」

爺さん「桃太郎や。新しい事を始めるのは別に子どもである必要はねえ。桃太郎は働きに行かんのか」

桃太郎「ワシはもう鬼退治をした神様みたいなもんじゃけぇ、お宝と岡山の偉いさんから毎月貰うカネでクラスんじゃ。」

爺さん「こう毎日セエタクをしておると、お宝はスグに無くなってしまうぞ。」

「つまりニートじゃニート。今の桃太郎を皆が知ってしもうたら役場からおカネが降りなくなるぞ。」

桃太郎「そしたらまた、鬼退治をすれば良いではないか」

「そういえば鬼なんかまだおったかのう」

桃太郎は、鬼がおるかどうか気になって鬼を探しに行くことになった。